この記事について

この口座の運用(検証つきの説明)は、仕組みを全部公開しているので、同じ「形」は誰でも組めます。この記事はその手順をまとめたものです。

先に、いちばん大事なことを書きます。これは形の再現手順であって、結果の再現手順ではありません。この形の2026年の実績は確定+75,542円と、同時に含み損−47,358円です(含み損の中身)。含み損に耐えられないサイズで組めば、同じ形でも強制決済で終わります。将来の保証はどこにもありません。

STEP 1:口座を用意する

必要な条件は4つだけです(詳細):ドル円が取引できる/1,000通貨から発注できる新規指値に決済指値(T/P)を同時に付けられる/指値を多数・長期間置ける。

MetaTrader系(MT4/MT5)は標準機能で全部満たします。この記録はOANDAのMT5ですが、口座に依存する要素はありません。よく似た取引ができる口座の広告リンクは使っているもののページに置いています。

STEP 2:資金とサイズを決める(いちばん大事)

この口座の実例をそのまま出します。

項目この口座の実際
有効証拠金約100万円
1本のサイズ0.01〜0.02ロット(1,000〜2,000通貨)
保有合計18,000通貨(12本)
この状態で8円超の急落を受けた結果維持率884%・強制決済まで遠い(記録

逆算すると「有効証拠金100万円あたり合計2万通貨まで」程度の密度です。サイズを倍にすれば含み損も倍になります。この比率を大きく超える設計は、この記録の再現ではありません。

STEP 3:指値を並べる

MT4/MT5の新規注文画面で、Buy Limit(買い指値)に価格とT/P(決済指値)を入れるだけです。

  • 価格:現在値の下、50銭刻み(例:156.50 / 156.00 / 155.50 …)
  • T/P:それぞれ建値+50銭(156.50で買えたら157.00で決済)
  • 有効期限:無期限

実物の例は介入時の注文一覧にあります。今年3月に置いた153円台の指値が、8月の急落で機能した記録もあります(その約定)。

STEP 4:決済されたら、同じ値段に置き直す

T/Pで決済されたら、同じ価格にもう一度Buy Limitを置き直します。この口座の記録では、8月3日に156.5円の玉が決済された数時間後、同じ156.5円に指値が再設置されています(注文一覧で確認できます)。下がったら買う、戻ったら売る、また置く——繰り返しはこれだけです。

EA化するなら(考え方だけ)

実はこの形は指値注文自体が自動で動くので、EAがなくてもほぼ放置で回ります。手作業が残るのは「決済後の置き直し」だけ。EA化する意味はそこの自動化です。ロジックは単純で、

  • 50銭刻みの各グリッド価格について「その価格の指値も保有もなければ、Buy Limit+T/Pを置く」を定期実行する

これだけです。MQL(MT4/MT5のプログラム言語)の教材で最初に作る種類の簡単なEAです。ただし自作EAは発注ミスがそのまま実損になるので、必ずデモ口座で検証してからにしてください。検証ソフトの広告リンクは使っているものにあります。

最後に、もう一度だけ

形は渡しました。結果を決めるのは形ではなく、サイズと資金と、含み損の日々に耐えられるかです。この口座がそれにどう耐えているか(耐えられなくなったらそれも)、運用日誌で毎日そのまま公開しています。始める・始めないの判断は、この記録を見てからでも遅くありません。