この記事について

15年ぶりの協調介入で、買いポジションの含み損が急に膨らんだ人が多い週です。「含み損 どうすれば」に対して助言はできません(このサイトは投資助言をしません)。代わりに、同じ立場の実口座が含み損をどう抱えて、どう扱っているかを、数字を全部開いて見せます。

含み損とは何か

保有中のポジションの評価上のマイナスです。決済するまで損失は確定しません。ここから2つの性質が出ます。

  • 相場が戻れば消える。ただし戻る保証はどこにもない
  • 決済しない限り口座の残高は減らないが、有効証拠金(実力値)はいま減っている

「確定していないから損じゃない」と「実力値はもう減っている」——どちらも事実で、片方だけ見ると判断を誤ります。

この口座の含み損の中身(8月3日時点)

評価損の合計は−47,526円(未収スワップ+168円を加えた含み損益は−47,358円)。12本の内訳を建値帯で開きます。

建値帯本数評価損決済指値までの距離
160〜163円台(急落前後の上)7本−35,508円約4〜6.5円
157〜159円台(急落の途中)5本−12,018円約0.5〜3円

含み損の75%は「上に取り残された7本」に集中しています。急落の途中で買った下の5本は、傷が浅く、戻りが小さくても順に決済されていきます。実際、介入の3営業日でも下で買った玉は25回決済されました(その記録)。

含み損は一枚岩ではない——どの建値の玉がいくら抱えているかに分解すると、見え方が変わります。

この口座は含み損をこう扱っている

やっていることは3つだけです。いずれも「そうしている」という記録であって、推奨ではありません。

1. 切らない。損切りしない設計で始めた口座なので、途中で急に切らない(設計を感情で変えない) 2. ロットを小さく保つ。合計18,000通貨に対して有効証拠金100万円。維持率884%(計算はこちら) 3. 毎日書く。含み損を隠すと自分の認知が歪むので、このサイトに毎日そのまま出す

一番苦しいのは「いくら抱えているか自分でも直視していない」状態だと思っています。このサイトが含み損を毎日出すのは、読者のためであると同時に、運用者自身の規律のためです。

「耐えれば戻る」を信仰にしないために

この口座は結果的に「耐える」設計ですが、それは耐えられるサイズしか持たないことと必ずセットです。戻る保証はありません。戻らないまま含み損が膨らみ続ける未来も、この口座の前には普通にあります。だからこのサイトは、うまくいった日もいかない日も、同じ形式で記録を出し続けます。それだけが約束できることです。

まとめ

  • 含み損は「確定していない」と「実力値はもう減っている」の両方が事実
  • この口座の−47,358円は上の7本に75%が集中。内訳に分解すると構造が見える
  • この口座の扱いは「切らない・小さく持つ・毎日書く」。推奨ではなく記録
  • 続きは運用日誌で毎日