この記事について
2026年9月第1週(8月31日〜9月4日)、ドル円は1週間で3円を超える円高になりました。この記事は、その週にこの口座(損切りしない50銭刻みの買い下がりグリッド)で実際に起きたことを、公表されている数字だけで記録するものです。
使う数字は2種類だけです。相場は日本銀行が毎営業日夕方に公表する「外国為替市況」(東京市場の9時・17時のスポットレートと日中のレンジ)、口座はMT5から書き出した取引履歴(2026年9月5日朝と9月6日朝の2回)。どちらも一次資料で、推測や体感の数字は使いません。
「この後どうなるか」「今どうすべきか」は書きません。このサイトは投資助言をしませんし、相場の予想もしません。書くのは、起きたことと、その受け止め方の物差しだけです。数字は2026年9月5日朝時点のスナップショットで、あとから現在値に書き換えません。
9月11日追記: その後の変化は9月11日時点の口座記録にまとめました。9月6日版からの6決済は+3,070円でしたが、有効証拠金は51,298円減少しています。保有22本・35,000通貨の記録もそちらで確認できます。以下の9月第1週の数字は変更していません。
為替介入や円相場の材料を理解することと、取引口座を選ぶことは別です。 実際に取引するなら、最小取引単位・ロスカット基準・発注ツールを先に比較してください。 1,000通貨から取引できるFXTF
、ヒロセ通商(LION FX)
、JFX(MATRIX TRADER)
は 条件が同じではありません。相場材料だけを理由に申込・売買せず、各社の公式条件を確認してください。
何が起きたか(日銀「外国為替市況」の数字だけで)
日銀が公表する東京市場のドル円スポットレートを、この週の5営業日で並べます。レートは気配の左側(買値側)の値です。
| 日付 | 9時 | 17時 | 日中の高値 | 日中の安値 |
|---|---|---|---|---|
| 8月31日(月) | 160.11円 | 159.56円 | 160.19円 | 159.55円 |
| 9月1日(火) | 159.76円 | 159.98円 | 160.02円 | 159.64円 |
| 9月2日(水) | 160.20円 | 159.69円 | 160.39円 | 159.44円 |
| 9月3日(木) | 158.90円 | 157.03円 | 158.96円 | 156.36円 |
| 9月4日(金) | 155.64円 | 156.29円 | 156.45円 | 155.30円 |
読み取れる事実は3つです。
- 17時どうしで比べると、月曜159.56円から金曜156.29円へ3.27円の下落(円高)
- 週の高値は水曜の160.39円、安値は金曜の155.30円で、値幅は5.09円
- 動いたのは木曜と金曜の2日。水曜17時から金曜9時までの約40時間で、159.69円から155.64円へ4円強下がった
木曜の9時(158.90円)から金曜の9時(155.64円)の間に何があったかは、ここでは扱いません。理由は、金曜21時30分(日本時間)に米国の8月雇用統計が公表されていますが、木曜の下落はそれより前に起きており、「原因」を一次資料から特定できないからです。特定できないことは書かない、がこのサイトの決まりです。
この口座はこう受けた(9月5日朝のMT5履歴から)
この口座は、ドル円を50銭刻みで買い下がり、それぞれの玉に50銭上の決済指値を置く運用です。損切りは置きません。相場が下がる週には、2つのことが同時に起きます。新しい買い指値が次々に約定して、その一部は50銭戻ったところで利益確定する。同時に、戻らなかった玉が含み損として積み上がる。この週はその両方が、はっきり数字に出ました。
決済は10本、全て利益で+8,040円
前回の記録(8月30日18時49分)以降、9月4日までに決済されたポジションは10本です。1本ずつ並べます。時刻はMT5のサーバー時刻(日本時間より6時間遅れ)です。
| 建てた日時 | 建値 | 数量 | 決済日時 | 決済値 | 損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8/31 11:01 | 159.490円 | 0.02 | 9/1 15:38 | 160.188円 | +1,396円 |
| 9/2 16:26 | 158.464円 | 0.02 | 9/2 16:32 | 159.003円 | +1,078円 |
| 9/2 16:57 | 158.496円 | 0.02 | 9/2 22:12 | 159.005円 | +1,018円 |
| 9/3 10:08 | 156.500円 | 0.02 | 9/3 10:35 | 157.003円 | +1,006円 |
| 9/3 14:15 | 155.991円 | 0.01 | 9/4 12:34 | 156.517円 | +526円 |
| 9/3 15:51 | 155.500円 | 0.01 | 9/4 01:49 | 156.003円 | +503円 |
| 9/4 03:03 | 155.501円 | 0.01 | 9/4 04:25 | 156.000円 | +499円 |
| 9/4 15:51 | 155.492円 | 0.01 | 9/4 16:05 | 156.000円 | +508円 |
| 9/4 15:52 | 155.538円 | 0.01 | 9/4 16:05 | 156.000円 | +462円 |
| 9/4 16:31 | 155.495円 | 0.02 | 9/4 17:04 | 156.010円 | +1,030円 |
合計は価格差で+8,026円、スワップ+14円を加えて+8,040円。10本すべてが利益で、決済値は建値の約50銭上です。木曜から金曜にかけては155円台で建てた玉が同日〜翌日に156円で決済される場面が6回ありました。下がる相場の中でも、刻みの戻りは何度もあった、ということです。
含み損は−10,371円から−80,417円へ、約7万円拡大
一方で、決済できずに残った玉は含み損になります。口座全体の含み損益は、8月30日の−10,371円から9月5日朝には−80,417円へ、70,046円悪化しました。
この時点で残っている玉の本数と建値の内訳は、この記事の元データ(取引履歴の書き出し)には含まれていません。未決済ポジションの一覧は別の書き出しが必要なので、次回のレポート更新で公開します。ここで断定できるのは口座全体の含み損益の変化だけで、「何本残っているか」は推測で書きません。
残高は増え、有効証拠金は減った
| 項目 | 8月30日 | 9月5日朝 | 差 |
|---|---|---|---|
| 残高 | 1,068,179円 | 1,076,219円 | +8,040円 |
| 含み損益 | −10,371円 | −80,417円 | −70,046円 |
| 有効証拠金 | 1,057,808円 | 995,802円 | −62,006円 |
残高は決済益のぶんだけ増え、有効証拠金(残高+含み損益)は含み損のぶんだけ減りました。「勝っているのに口座の実力値は減っている」という、この運用の性質がそのまま出た週です。2026年の確定損益の累計は+104,099円(決済161本・負け4本)ですが、その累計と、いま抱えている−80,417円は別々の数字として持ち続けます。
含み損の重さを測る3つの物差し
含み損は金額だけ見ると大きくも小さくも見えます。このサイトでは、含み損の記事(FXの含み損とは?)と同じ3つの物差しで測ります。
| 物差し | 8月8日の記事の時点 | 9月5日朝 |
|---|---|---|
| 有効証拠金に対する比率 | 3.8%(−38,167円) | 8.1%(−80,417円 ÷ 995,802円) |
| 直近月の確定利益との比較 | 3.4か月分 | 3.5か月分(8月の確定+23,044円で割る) |
| 証拠金維持率の押し下げ | 38ポイント | 今回の書き出しに必要証拠金が無く未算出 |
有効証拠金比は8月上旬の倍以上になりました。月間利益との比較では「約3.5か月分の利益を、いま評価損として抱えている」状態です。維持率は今回のデータに必要証拠金が入っていないため、次回のレポート更新まで空欄にします。分からない欄を埋めない、も決まりです。
円高の週に個人が踏みやすい3つのこと(この口座の扱いも添えて)
助言ではなく、この口座がどう扱っているかの記録です。
1. 含み損の金額だけを見て、決済益を忘れる。 この週は決済益+8,040円と含み損拡大−70,046円が同時に起きています。片方だけ見ると「大勝ち」にも「大負け」にも見えます。この口座は毎日、確定と含みを別の欄に書きます。
2. 下がる途中で数量を増やす。 買い下がりは、下がるほど保有が増える運用です。この口座は1回の数量を0.01〜0.02ロット(1,000〜2,000通貨)に固定し、下落局面で数量を上げていません。上の10本の数量欄を見ると、9月3日以降はむしろ0.01が増えています。
3. 週末をまたぐ。 金曜17時04分に最後の決済があり、そのあと週末に入りました。残った玉は月曜の寄りまで動かせません。この口座は週末の持ち越しを前提にした数量で運用しています(週末持ち越しの記録)。
まとめ
- 2026年9月第1週、東京17時のドル円は159.56円→156.29円(−3.27円)、週の安値は155.30円
- この口座の決済は10本すべて利益で+8,040円。155円台で建てて156円で決済する場面が6回あった
- 含み損益は−10,371円→−80,417円(−70,046円)。残高は増え、有効証拠金は減った
- 含み損の重さは有効証拠金比8.1%、8月の確定利益の約3.5か月分
- 9月11日時点の保有本数・数量は続きの口座記録で公開。これは9月5日時点の保有内訳や維持率をさかのぼって確定するものではありません
