この記事について
「FXは1,000通貨からできる」とはどこにでも書いてありますが、で、実際いくら動くの?に実額で答えている記事は少ないです。この口座は2026年の7か月間、ほぼ1,000〜3,000通貨(0.01〜0.03ロット)だけで運用してきました。その決済記録131件から、そのまま出します。
1,000通貨=0.01ロットとは
FXの最小取引単位のひとつで、多くの国内口座で扱える一番小さいサイズです。ドル円が1円動いたときの損益が1,000円、50銭なら500円。1万通貨(0.1ロット)の10分の1の値動きしか受けません。
この口座の実額(2026年1月〜7月)
| 項目 | 実額 |
|---|---|
| 決済した建玉 | 131件(サイズはほぼ0.01〜0.03ロット) |
| 確定損益の合計 | +73,015円 |
| 1件あたりの平均 | 約+557円 |
| 決済の典型パターン | 建値+50銭の指値決済(0.01ロットで約+500円) |
| 確定した損失 | 3月の−2,541円の1件だけ |
| スワップポイント | 決済131件で+4,585円 |
7か月で+73,015円。月平均にすると1万円くらいです。1,000通貨中心の取引は、これくらいの世界です。一晩で倍になる話はここにはありません。
「勝率ほぼ100%」を信じてはいけない
上の表だけ見ると「負けが1件だけ」=勝率99%超に見えます。これは腕前ではなく、この口座が損切りをしない設計だからです。下がった玉は決済せずに持ち続けるので、負けが確定せず、表に出てこないだけ。実際、いまも11本の玉が含み損のまま保有中で、含み損益は−41,012円(数字の最終更新時点)あります。
確定+73,015円と含み損−41,012円は、必ずセットで見る数字です。この構造の詳しい説明は「残高・有効証拠金・含み損益」の記事と「勝率が高いのに口座が増えない」の記事に書きました。
必要な資金の目安
1,000通貨のドル円を持つのに必要な証拠金は、国内口座(レバレッジ25倍)で「レート×1,000÷25」。この口座の建値帯(157〜163円)だと1本あたり6,300〜6,600円程度です。
ただしこれは「持てる」だけの金額です。この口座のように買い下がりで複数本持つ運用では、含み損に耐える余裕分が別に要ります。この口座は年始残高372,120円+入金600,000円で、11本の保有と−4万円台の含み損を抱えながら運用しています。最低額ギリギリで始めると、少し逆行しただけで強制決済になります。
まとめ
- 1,000通貨は「50銭動いて500円」の世界。この口座の実績で月平均およそ1万円の確定益
- 勝率が高く見えるのは損切りしない設計のせい。含み損−41,012円とセットで見る
- 証拠金は1本6,000円台から持てるが、耐える余裕分が本体
これを「少ない」と感じるか「これなら続けられる」と感じるかは人それぞれです。この口座は後者で、毎日の記録を運用日誌に出し続けています。