結論:損切りの置き方は5つ
JFXの公式FAQで案内されている、MATRIX TRADERで損切りを置く方法は次のとおりです(2026年9月28日確認)。
| 方法 | どんな時に使うか |
|---|---|
| 逆指値決済・OCO決済 | 持っているポジションに、あとから損切り(とOCOなら利確も)を入れる。ポジション一覧から指定 |
| 決済pip差注文 | 新規注文と同時に、あらかじめ決めたpip差で決済注文(指値・逆指値・トレール)を出す |
| トレール | 有利な方向にだけ損切りラインがついてくる。新規・決済の両方で使える |
| 条件指定全決済 | 口座全体の評価損益・有効証拠金が指定額になったら、または指定した時間に全部決済 |
| BID判定買・ASK判定売逆指値 | 一時的なスプレッドの拡大で逆指値が約定するのを防ぐ |
注文方式・両建て・スキャルピングの扱いはFX会社ごとに違います。この記事では損切りは逆指値・OCO決済・決済pip差・トレール・条件指定全決済で置け、スプレッド拡大で損切りされにくいBID判定逆指値があることを公式情報で確認しました。 最新の注文条件とリスク説明はJFX(MATRIX TRADER)
の 公式画面で確認してください。
逆指値決済とOCO決済:ポジション一覧から入れる
エントリーしたあとに損切りを入れる時は、ポジション一覧からポジションを指定して決済注文を入れます。利確の指値と損切りの逆指値の2つを入れる時は「OCO決済」を選びます。
注文を出す時の決まりは次の2つです。
- 方向:現在レートより安くなったら売る・高くなったら買うのが「逆指値」。買いポジションの損切りは、現在より安いレートの売り逆指値になる
- 値幅制限:指値・逆指値とも、現在レートから3銭(0.03円、JFXの表記で30pip)以上離さないと注文できない
逆指値は「指定したレートに達したら成行で売買する」注文で、必ず指定レートで約定するわけではありません。公式FAQは、ドル円が101円から一気に99円に下がれば、100円の売り逆指値は99円で約定すると説明し、成行注文のスリッページには制限がないと注意しています。
JFXの「pip」は0.1銭
JFXの注文画面の「レート差」はpipで入力しますが、JFXではドル円の1pip=0.001円(0.1銭)です。公式FAQの入力例は次のとおりです。
| 値幅 | 入力する数字 |
|---|---|
| 5銭(0.050円) | 50 |
| 50銭(0.500円) | 500 |
| 1円 | 1000 |
一般的な「pips」(ドル円なら1銭)とは10倍違います。親会社のヒロセ通商も同じ単位です(ヒロセ通商の損切り設定)。指値幅・逆指値幅の初期値は、注文設定の画面で変えられます。
決済pip差注文:新規と同時に損切りを出す
決済pip差注文は、ワンクリックで新規注文と決済注文(指値・逆指値・トレール)を同時に出す機能です。クイック注文・ワンクリック(成行)注文・ストリーミング注文で使えます。pip差も上の単位で、30(3銭)以上にする必要があります。クイック注文の全決済やドテンの注意点はJFXのクイック注文とは?にまとめています。
トレール:有利な方向にだけついてくる
トレール注文は逆指値注文の一種で、レートではなく値幅(トレール幅)を指定します。
- 買いポジションのトレール決済は、相場の上昇に合わせてトレール幅を保ってついていき、下落した時はついていかない
- 注文後の最高値(売りなら最安値)から、指定した値幅以上に不利な方向へ動いた時に逆指値が執行される
- JFXでは新規注文にも使える(トレンドに乗る注文になる)
条件指定全決済:口座全体の損益や時間で全部決済
複数の通貨ペアを持っている時や、経済指標の発表前にポジションを閉じたい時に使える機能です。
- 金額指定全決済:「評価損益」か「有効証拠金」を選び、上限・下限の金額を入れる(片方だけでも設定できる)。公式の例は、評価損益が+100,000円または−5,000円に達したら全決済
- 時間指定全決済:日時を指定して全決済。繰り返しを「なし」「毎日(平日のみ)」「毎週」から選べる
スプレッド拡大で損切りされにくい「BID判定」逆指値
相場の流れは変わっていないのに、早朝などに一時的にスプレッドが広がって損切りの逆指値に引っかかる。これを防ぐのが「BID判定買逆指値」「ASK判定売逆指値」です。
- 売りの逆指値は通常BID(売値)が指定レートに達すると発動します。「ASK判定売逆指値」はASK(買値)が達した時に発動するため、スプレッドが広がってBIDだけが下がった場面では発動しません(買いポジションの損切り向け)
- 反対に「BID判定買逆指値」は、買いの逆指値をBIDで判定します(売りポジションの損切り向け)
- 使うには設定で【BID判定買逆指・ASK判定売逆指】を「使用する」にする(新Java版は「設定」→「詳細オプションの設定」、.NET版・Mac版は「設定」→「注文&動作設定」、スマホは「設定」→「注文設定」)。注文画面の執行条件で選べるようになる
設定時には注意文が表示されるので、読んでから使います。時間帯ごとのスプレッドはJFXのスプレッド一覧で確認できます。
そのほかの注文
- 時間指定指値・逆指値:有効期限までに指定レートに達しなければ、キャンセルではなく成行で発注される(通常の指値・逆指値に期限を付けた場合はキャンセル)
- トリガー注文:「○○円になったら指値を発注する」注文。使えるのはパソコン版とiPad版で、スマホ版では使えない
損切りを置かない場合のロスカット
JFXのロスカットは、有効比率(有効証拠金÷必要証拠金×100)が100%を下回った時で、全ポジションが対象です(JFXのロスカットは何%?)。
公式FAQは、ロスカットまでの余裕から持てる数量を出す式も載せています。
Lot数 = 預託証拠金 ÷(1Lotあたりの必要証拠金 + 1Lotあたりの余裕資金)
例では、ドル円1Lot(1,000通貨)の必要証拠金4,000円、1円下がっても耐える余裕(1Lotで1,000円)を見るなら、1Lotあたり5,000円が必要です。損切り幅と数量の考え方はFXの損切りは何pips?にもまとめています。
このサイトの実績はJFXのものではない
このサイトの成績はOANDA証券のMT5口座で取っており、JFXで取引した記録ではありません。この口座は損切りを置かないグリッド運用です(損切りしないFXを7か月続けると)。この記事はJFXの公式FAQを整理したものです。
まとめ
- MATRIX TRADERの損切りは、逆指値・OCO決済、決済pip差、トレール、条件指定全決済で置ける
- 指値・逆指値は現在レートから3銭以上離す。JFXの1pipは0.1銭(レート差「30」=3銭)
- 逆指値は成行で約定し、急変時はずれる
- 一時的なスプレッド拡大で損切りされたくない時は「BID判定買・ASK判定売逆指値」を設定で有効にする
- 条件指定全決済なら、口座全体の損益や時刻で全部決済できる
この記事は2026年9月28日時点で、JFX公式のよくある質問(逆指値・OCO決済・決済pip差・トレール・条件指定全決済・BID判定逆指値・時間指定注文・トリガー注文・ロスカット)を確認して作成しました。
