結論:両建てはできる。ただし初期設定は「両建なし」
ヒロセ通商の公式FAQは、LION FXで両建て(同じ通貨ペアの買いポジションと売りポジションを両方持つこと)ができると案内しています。気を付ける点は次のとおりです。
| 項目 | ヒロセ通商(LION FX) |
|---|---|
| 両建て | できる |
| 初期設定 | 「両建なし」(HTML5版のみ「両建あり」) |
| 「両建なし」で反対の注文を出すと | 持っているポジションが決済される |
| 設定の保存 | 原則は端末ごと。「サーバ保存設定」なら一部ツールを除き共有できる |
| 必要証拠金 | 同じ数量なら片方分、数量が違えば多い方で計算 |
| スワップポイント | 相殺されない。ポジションごとに毎営業日計算 |
「買いを持ったまま、別に売りも持ちたい」のに、初期設定のまま売り注文を出すと、買いポジションの決済になります。公式FAQにも「売りも取引したら、買ってるものが決済された」という質問があり、答えは注文画面の「両建」を「両建あり」にして注文することです。
注文方式・両建て・スキャルピングの扱いはFX会社ごとに違います。この記事では初期設定は両建なしで、設定は端末ごとに初期化されることがあり、同じ数量の両建ては片方分の証拠金でスワップポイントは相殺されないことを公式情報で確認しました。 最新の注文条件とリスク説明はヒロセ通商(LION FX)
の 公式画面で確認してください。
設定方法:注文画面の「両建あり」と、サーバ保存設定
両建てにする方法は2つあります。
1. 注文ごとに選ぶ:注文画面の「両建」の項目を「両建あり」にして発注する 2. 常に両建ありにする:「サーバ保存設定」で「両建あり」を設定する
サーバ保存設定にしておくと、スマートフォンの機種変更やパソコンの乗り換えをしても、初期設定が「両建あり」の状態を引き継ぐと案内されています。ただし、サーバ保存設定にしても注文画面で「あり/なし」を切り替えられるため、注文のたびに「両建あり」になっているかを確認するよう公式FAQは求めています。
「両建あり」にしたのに両建てにならない時
公式FAQによると、両建ての設定は原則として端末ごとです。パソコンとスマホを両方使う場合は、それぞれで設定が必要です。さらに、端末ごとに「両建あり」にしても、端末やLION FXのアップデート、ログアウトなどで設定が初期化され、「両建なし」に戻ることがあります。
取引を始める前の確認場所は、ツールによって違います。
| ツール | 確認する場所 |
|---|---|
| .NET4版・Mac版・LION FX C2 | 取引画面上部の名前(口座番号)の右に「両建あり」と出ているか(ログインのたびに確認) |
| そのほかのパソコン用ツール・スマホアプリ | 発注画面の「両建」の項目が「両建あり」になっているか(発注のたびに確認) |
必要証拠金は「同じ数量なら片方分」
両建て中の必要証拠金は、公式FAQで次のように計算すると案内されています。
- 売りと買いの数量が同じ:片方分で計算
- 売りと買いの数量が違う:多い方で計算
FAQの例(ドル円1Lotあたりの必要証拠金が5,000円の場合)では、次のようになります。
| 保有しているポジション | 必要証拠金 |
|---|---|
| 売り10Lot・買い10Lot | 50,000円 |
| 売り10Lot・買い20Lot | 100,000円 |
証拠金が片方分で済んでも、損益が止まるわけではありません。両方のポジションにスプレッドの負担がかかり、次のスワップポイントの差も毎日たまります。ロスカットの基準(有効比率100%未満)はヒロセ通商のロスカットは何%?にまとめています。
スワップポイントは相殺されない
「同じLot数で両建てすれば、スワップポイントは0円になる」とは限りません。公式FAQは、スワップポイントは相殺されず、ポジションごとにLot数に応じて毎営業日計算されると答えています。
通常は、マイナスのスワップポイントの金額がプラスの金額より大きいため、同じLot数の両建てではスワップポイントによる損失が出て、不利になると案内されています。スワップポイントが付く時刻や水曜日の3日分はヒロセ通商のスワップポイントはいつ付く?にまとめています。
「両建なし」で決済されるポジションの順番
「両建なし」で反対の注文を出した時、どのポジションから決済するか(FIFO・LIFOなどの決済順序)は変更できます。公式FAQは、取引画面右上の「設定」→「詳細オプションの設定」から設定できると案内しています(サーバ保存設定を使っている場合は、サーバ保存設定で変更)。
決済したくないポジションは「ポジションロック」
長く持ちたいポジションを、反対の注文や全決済で誤って決済してしまうのを防ぐ機能が「ポジションロック」です。公式FAQの説明は次のとおりです。
- ロックしたポジションは、成行・ストリーミング決済、全決済注文、反対売買では決済されない
- 指値・逆指値などの予約注文は有効で、ロスカットでも決済される
- ロックしたポジションが決済されないことで、両建てになる場合がある。その時はスワップポイントやスプレッドが不利になる
クイック注文の全決済やドテンの動きはヒロセ通商のクイック注文とは?にまとめています。
JFX・FXTFとの違い
両建ての扱いは会社ごとに違います。JFXの初期設定や反対売買の順番はJFXは両建てできる?、FXTFのMT4での扱いはFXTF MT4で反対売買すると決済?で確認できます。3社の特徴を並べた比較はFX口座3社の比較まとめにあります。
このサイトの実績はヒロセ通商のものではない
このサイトの成績はOANDA証券のMT5口座で取っており、ヒロセ通商で取引した記録ではありません。この口座は買いだけのグリッド運用で、両建ては使っていません(理由はグリッドトレードに両建ては必要か)。この記事はヒロセ通商の公式FAQを整理したものです。
まとめ
- ヒロセ通商のLION FXは両建てできる。初期設定は「両建なし」(HTML5版のみ「両建あり」)
- 「両建なし」のまま反対の注文を出すと、持っているポジションが決済される
- 設定は原則端末ごとで、アップデートやログアウトで「両建なし」に戻ることがある。注文のたびに確認する
- サーバ保存設定で「両建あり」にすると、機種変更やパソコンの乗り換えでも引き継げる
- 必要証拠金は同じ数量なら片方分、違えば多い方
- スワップポイントは相殺されず、同じLot数の両建てでは通常マイナスが大きく不利
- 決済したくないポジションはポジションロックで守れる(予約注文とロスカットでは決済される)
この記事は2026年9月28日時点で、ヒロセ通商公式のよくある質問(両建・サーバ保存設定・必要証拠金・スワップポイント・決済順序・ポジションロック)を確認して作成しました。
