結論:速く押せることと、必ず意図どおり約定することは別
ヒロセ通商のLION FXには、レートを見ながら新規注文、決済pip差、売買別の全決済などをまとめて操作するクイック注文があります。
ただし「クイック」は、注文結果を保証する言葉ではありません。特に間違えやすいのは次の3点です。
1. 売全決済・買全決済がストリーミング方式だと、現在のスプレッドが許容値を超えた時に受け付けられない場合がある 2. ドテンは決済後に反対方向の新規注文を出すため、決済だけ成立して新規が成立しない場合がある 3. 確認画面は非表示にできるが、非表示にすると押した後の見直し段階がなくなる
「ボタンを押したから全部閉じた」「ドテンを押したから反対ポジションができた」と思い込まず、注文履歴とポジション一覧で結果まで確認する必要があります。
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注文方式・両建て・スキャルピングの扱いはFX会社ごとに違います。この記事ではクイック注文の全決済が成行になること、許容スプレッドとドテン時の一部不成立リスクを公式情報で確認しました。 最新の注文条件とリスク説明はヒロセ通商(LION FX)の 公式画面で確認してください。
クイック注文で確認する項目
LION FXのクイック注文は、利用する取引ツールによって配置が異なりますが、発注前に確認する中身は共通します。
| 確認項目 | 見落とした時に起きること |
|---|---|
| 通貨ペア | 別の通貨ペアを発注・決済する |
| 売買方向 | 買うつもりで売る、または逆になる |
| Lot数 | 想定より大きい・小さい数量になる |
| 両建設定 | 反対売買が新規ではなく決済になる場合がある |
| 決済pip差 | 新規約定後の利食い・損切り位置が変わる |
| 全決済注文方式 | 成行かストリーミングかで受付条件が変わる |
| 確認画面 | 非表示なら押した後に確認できない |
| ポジションロック | ロックしたポジションが全決済に含まれない |
画面名だけ覚えるより、「今から出る注文方式」と「対象ポジション」を読む方が重要です。
ヒロセ通商の国内向け取引ツールはMetaTraderではありません。ヒロセ通商はMT4・MT5対応かで、LION FX C2、LION Web、LION FX 5との違いを整理しています。
全決済できない時は注文方式を確認する
ヒロセ通商の公式FAQは、スマホのクイック注文・チャートクイックで売全決済または買全決済を押した時に、次のエラーが出る場合を説明しています。
現在レートのスプレッドが許容スプレッドを超えていたため、注文を受付できませんでした。
FAQが示す原因は、全決済注文方式がストリーミングになっている可能性です。対処として、クイック注文の歯車から「全決済注文方式」を確認し、ストリーミングなら「成行」へ変更して解消するかを確認する手順が案内されています。
ここで大切なのは、「成行の方が常に有利」という意味ではないことです。
- ストリーミング:許容条件を付けられる代わりに、条件外では注文が受け付けられない場合がある
- 成行:約定を優先する一方、表示時点の価格からずれる可能性がある
急変時に全部閉じたい場面では、スプレッド拡大と価格変動が同時に起きます。設定変更だけでなく、約定後に残ポジションがないかを確認します。
売全決済・買全決済・全決済を混同しない
「全決済」という言葉でも、画面によって対象範囲が異なります。
- 売全決済:選択中の通貨ペアの売りポジションを対象にする
- 買全決済:選択中の通貨ペアの買いポジションを対象にする
- 通貨ペア別の全決済:選択中の通貨ペアをまとめて対象にする
- 口座全体の全決済:複数通貨ペアを含む全ポジションを対象にする画面がある
同じ通貨ペアで買いと売りを両方保有している場合、売全決済だけ押しても買いポジションは残ります。逆に「1本だけ閉じる」つもりで全決済を押すと、同方向の複数ポジションが対象になります。
ヒロセ通商のカスタムクイック注文FAQは、同一通貨ペアの全決済にカスタムクイック注文を代用できると案内しています。画面を小さく作る場合でも、対象通貨ペアと「全成行決済確認」の表示を確認します。
確認画面は非表示にできる
ヒロセ通商の全決済確認画面のFAQは、クイック注文から全決済する際の確認画面を非表示にできると案内しています。
また、LION FX C2の公式FAQには、ポジション一覧の「全決済成行」ボタンを「即全成行決済」へ変更し、確認画面を出さずにワンクリックで決済する方法があります。
確認画面を消すと操作は一段短くなります。しかし、次の内容を押した後に修正する機会もなくなります。
- 通貨ペア
- 売り・買い
- 対象ポジション
- 合計Lot数
- 全決済注文方式
初回利用、スマホの小さい画面、複数ポジション保有時は、確認画面を残して結果を把握してから非表示を検討する方が安全です。
ドテンは「決済してから新規」の順番
ドテンは、保有ポジションを決済し、反対方向へ同数量の新規注文を出す操作です。買いを保有中に売りへドテンするなら、買いの決済と売りの新規が関係します。
ヒロセ通商のLION FX取引説明書は、ワンクリック注文とクイック注文のドテンについて、次の重要な順番を説明しています。
1. 保有ポジションの決済注文が約定する 2. その後、反対方向の新規注文が発注される
そのため、相場環境によっては次の結果があります。
- 決済約定レートと新規約定レートが同じにならない
- 決済だけ約定し、新規注文が約定しない
- 反対ポジションが作られず、ポジションなしになる
さらに公式説明書は、ワンクリック注文のドテンは成行、クイック注文のドテンはストリーミングと、発注される注文方式が異なることを明記しています。
「ドテンボタンがある」だけで挙動を決めつけず、使用中の画面名、注文方式、許容条件を確認します。
ポジションロック中は一部が残る
ヒロセ通商のポジションロックFAQは、ロックを設定したポジションについて、成行・ストリーミング決済と全決済注文で決済されないよう制限できると案内しています。一方、設定済みの指値・逆指値などの予約注文は有効です。
つまり、全決済後にポジションが残った時は、注文エラーだけでなくポジションロックも確認します。
ただし、ポジションロックはロスカットを止める機能ではありません。証拠金状況がロスカット基準に達した時の処理とは別です。ヒロセ通商の基準は有効比率100%未満でロスカットで公式取引要綱から整理しています。
JFXのクイック注文と同じだと思わない
ヒロセ通商とJFXには、どちらにもクイック注文、全決済、ドテンに関係する機能があります。ただし、画面、初期値、注文方式、ポジションロックの扱いを会社名をまたいで流用しません。
JFXのクイック注文はMATRIX TRADERの公式FAQを基にしています。本記事はヒロセ通商LION FXの公式FAQと取引説明書を正本にしています。
検索結果で操作画像を見る時は、最低でも次を確認します。
- 会社名がヒロセ通商かJFXか
- ツール名がLION FX C2、LION FX 5、MATRIX TRADERのどれか
- PC、Mac、スマホのどの画面か
- 画像や手順の更新日
同じ「全決済」というボタン名でも、別会社の設定手順をそのまま使わないことが大切です。
このサイトの実口座データを機能の証明に使わない
このサイトの公開明細はOANDA証券のMT5口座です。ヒロセ通商のクイック注文から発注した記録ではありません。
決済148本、確定損益、保有・未約定注文を公開していますが、それらをLION FXの約定速度、全決済、ドテン、許容スプレッド設定の効果として使いません。
この口座の明細で分かるのは、OANDA MT5口座の注文と決済結果です。ヒロセ通商の機能は、ヒロセ通商の公式FAQ・取引説明書を正本にします。
発注前後のチェックリスト
- LION FXのどの取引ツールを使っているか確認した
- 通貨ペア、売買方向、Lot数を確認した
- 売全決済・買全決済・通貨ペア全決済の対象を確認した
- 全決済注文方式が成行かストリーミングか確認した
- 許容スプレッド超過で拒否される場合があると理解した
- 確認画面を表示するか非表示にするか確認した
- ポジションロックの対象を確認した
- ドテンは決済後に反対方向の新規が出ると理解した
- ドテンでは決済だけ成立する場合があると理解した
- 発注後に注文履歴と残ポジションを確認した
まとめ
- ヒロセ通商LION FXのクイック注文では、新規・決済・全決済などを短い操作で行える
- 全決済がストリーミングの場合、許容スプレッド超過で受け付けられないことがある
- 全決済注文方式は画面設定から成行へ変更できる場合がある
- 確認画面は非表示にできるが、押した後の見直し段階がなくなる
- ドテンは決済後に新規注文を出すため、決済だけ成立する場合がある
- ワンクリック注文とクイック注文では、ドテンの注文方式が異なる
- ポジションロック中の建玉は全決済で残る場合がある
- 操作後は注文履歴とポジション一覧で結果を確認する
この記事は2026年8月26日時点のヒロセ通商全決済注文方式のFAQ、全決済確認画面のFAQ、カスタムクイック注文FAQ、ポジションロックFAQ、LION FX取引説明書を基にしています。画面、初期値、注文方式は変更される場合があるため、発注時の公式画面と最新FAQを優先してください。
