この記事について

「スワップポイント 生活」で検索すると、月一万円無理ブログ が並びます。 つまり多くの人が知りたいのは仕組みではなく、成り立つのかどうかです。

この記事はそこだけを扱います。スワップがいつ、どう付くのかという仕組みは スワップポイントはいくら?に書いたので繰り返しません。

数字はこの口座の実額です。宣伝でも試算でもなく、MT5の明細から出したものだけを置きます。

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スワップは同じ通貨ペア・同じ数量でも会社ごとに金額が違います。長く持つ運用ほど差が積もります。 この記録はOANDA証券のMT5口座のスワップ実績です。比較する場合はFXTFヒロセ通商(LION FX)など、実際に使う口座の付与額を確認してください。

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先に答え

この口座が2026年に受け取った確定スワップは、7.3か月で+4,970円でした。

月あたりに直すと 678円 です。

項目実額
対象期間2026年1月1日〜8月12日(223日)
確定スワップ+4,970円
月あたり678円
確定損益に占める割合5.9%
価格差による損益+79,481円(94.1%)

主役は価格差で、スワップはおまけです。この口座の利益の94.1%は「安く買って高く売った差」から出ていて、 スワップはその横に5.9%だけ乗っています。

月1万円に必要な資金

この口座で平均して働いていた資本は 566,514円 でした(年率の考え方)。 そこから受け取ったスワップが月678円なので、同じ利回りが続くと仮定すれば月1万円には 14.7倍=およそ835万円が必要という計算になります。

なお、この比率をそのまま「年率」と呼ぶのは避けます。 **この口座が名乗る年率は、含み損まで反映した有効証拠金ベースのXIRR**であって、 スワップだけを切り出した数字ではありません。混ぜると実態より良く見えてしまいます。

ただし、この計算には弱い前提が3つあります。そのまま信じないでください。

1. 金利差は動きます。スワップは相場の値動きではなく、日米の政策金利の差で決まります。 差が縮めば受取額は減り、逆転すれば支払いに変わります。過去7か月の水準が続く保証はありません。 2. 資金を14.7倍にしても、同じ利回りにはなりません。建玉を14.7倍にすれば必要証拠金も増え、 同じ証拠金維持率を保つには入金がさらに要ります。 3. この口座はスワップ狙いではありません。下で書きます。

この数字が小さく出ている理由

この口座は、玉を長く持ちません。決済までの時間は中央値で8.67時間、 半分以上が同じ日のうちに決まっています(保有期間の全明細)。

スワップは日をまたいで持ち越した玉にだけ付きます。 つまりこの口座は、スワップが付く前に決済してしまう玉が多い。

だから +4,970円は「スワップ狙いで運用した場合の額」ではありません。 価格差を取りにいく運用に、結果として付いてきた額です。

長く持てば受取額は増えます。実際この口座でも、最長で908時間(37.8日)持った玉があり、 そういう玉ほどスワップは積み上がりました。ただし長く持つということは、 その間ずっと含み損を抱える可能性があるということでもあります。 含み損との付き合い方に書いたとおり、そこは表と裏です。

では「スワップ生活」は無理なのか

この口座の記録から言えるのは、次の範囲までです。

  • 言える:ドル円を短期で回す運用では、スワップは月数百円規模にしかならなかった
  • 言える:この口座の利益構成では、スワップは5.9%だった
  • 言えない:長期保有に振った口座でいくらになるか。この口座はそれをやっていないので、データがありません

「スワップ生活は無理」と一般化するには、長期保有の実データが要ります。 ここにあるのは短期売買の記録なので、その判断材料にはなりません。

代わりに1つだけ確実に言えることがあります。 スワップは相場ではなく、金利差と業者の設定で決まります。 同じドル円を同じだけ持っても、口座によって受取額は変わります。 値動きは選べませんが、ここは選べる部分です。

この口座の条件

参考までに、この記録を取っている条件を書いておきます。

  • 通貨ペア:USDJPY(買いのみ)
  • 数量:1,000〜3,000通貨
  • 決済までの時間:中央値8.67時間・最長908時間
  • 対象期間:2026年1月1日〜8月12日

同じ数字を自分の口座で出す手順はMT5のレポートで最初に見る5つの数字に書きました。

まとめ

- この口座のスワップは7.3か月で+4,970円、月678円 - 確定損益に占める割合は5.9%で、主役は価格差 - 同じ利回りが続く前提なら、月1万円には約14.7倍の資金という計算になる - ただし金利差は動くし、この口座は長期保有をしていないので、 スワップ狙いの運用の参考値にはならない

数字は毎日更新しています。最新値はこのページの上部に自動で表示されます。

過去の実績であり、将来を保証するものではありません。投資助言ではなく、個人の記録です。