結論:ロスカットまでの値幅は「(入金額−必要証拠金)÷通貨数量」
JFXのMATRIX TRADERは、有効比率(有効証拠金÷必要証拠金×100)が 100%を下回るとロスカット です(JFXのロスカット水準)。ドル円を1本だけ持っている単純な場合、ロスカットまでの値幅は次の式で出ます。
ロスカットまでの値幅(円)=(入金額 − 必要証拠金)÷ 通貨数量ドル円157円・入金10万円・1万通貨の買いなら、必要証拠金は63,000円で、値幅は 3.70円。153.30円を割るとロスカットの対象です。
ロスカット水準と判定方法はFX会社ごとに違います。この記事では必要証拠金の計算式とロスカットまでの値幅の早見表を公式情報で確認しました。 最新条件と申込時のリスク説明はJFX(MATRIX TRADER)
の 公式画面で確認してください。
必要証拠金の出し方(JFX公式の計算式)
JFXの必要証拠金一覧表では、ドル円を含む41ペアの1Lot(1,000通貨)あたりの必要証拠金は次の式です(詳しくはJFXの1Lotと必要証拠金)。
1Lotの必要証拠金 = レート × 1,000通貨 × 4%(100円未満切り上げ)基準にするレートは前営業日の終値で、必要証拠金は毎営業日見直されます。この記事ではドル円を 157.00円 として計算します。
157.00円 × 1,000通貨 × 4% = 6,280円 → 100円未満切り上げで 6,300円1万通貨(10Lot)なら63,000円、3万通貨なら189,000円です。
早見表:ドル円157円のとき、何円動いたらロスカットか
| 入金額\数量 | 1万通貨 | 3万通貨 | 5万通貨 | 10万通貨 |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 3.70円 | 建てられない | 建てられない | 建てられない |
| 30万円 | 23.70円 | 3.70円 | 建てられない | 建てられない |
| 50万円 | 43.70円 | 10.37円 | 3.70円 | 建てられない |
「建てられない」は、必要証拠金が入金額を上回る組み合わせです。
買いの場合のロスカット価格は、157円から値幅を引いた値です。
| 入金額\数量 | 1万通貨 | 3万通貨 | 5万通貨 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 153.30円 | — | — |
| 30万円 | 133.30円 | 153.30円 | — |
| 50万円 | 113.30円 | 146.63円 | 153.30円 |
売りの場合は157円に値幅を足します(10万円・1万通貨なら160.70円)。
表から分かること:入金額÷数量が10円なら、余裕は3.70円
3.70円が何度も出てくるのは、どれも「入金額÷通貨数量=10円」の組み合わせだからです。1通貨あたり10円の資金に対して、必要証拠金が1通貨あたり6.3円なので、残りは3.7円しかありません。
10万円 ÷ 1万通貨 = 10円 → 10円 − 6.3円 = 3.7円
50万円 ÷ 5万通貨 = 10円 → 同じく3.7円入金額を増やさずに数量だけ増やすと、この「1通貨あたりの資金」が減り、ロスカットまでの値幅は急に狭くなります。ドル円が1日に1〜2円動くことは珍しくないので、3.70円の余裕は数日分しかありません。
自分の口座で計算する手順
1. 取引画面で、その日の1Lotあたり必要証拠金を確認する(前営業日の終値で毎日変わる) 2. 必要証拠金 × Lot数 で、ポジション全体の必要証拠金を出す 3. 入金額(すでに含み損益があるなら有効証拠金)から必要証拠金を引く 4. 残りを通貨数量で割る。これがロスカットまでの値幅
複数の通貨ペアや両建てを持っている場合は、全体の必要証拠金と評価損益で有効比率が決まるので、この単純な式では計算できません。取引画面の有効比率を見ます。
計算どおりにならない4つの理由
- スプレッド:買った直後は売値で評価されるので、スプレッド分だけ含み損から始まります。午前3時〜9時はドル円のスプレッドが7.9銭と広くなります(JFXのスプレッド一覧)
- スワップ:保有日数分のスワップが有効証拠金に足し引きされます
- 必要証拠金の見直し:翌営業日には前日終値で必要証拠金が変わるので、同じポジションでもロスカット価格が少し動きます
- 判定の間隔:JFXのロスカット判定は数秒(1〜10秒)ごとで、急な値動きでは計算した価格より不利な価格で決済されることがあります
このサイトの実績はJFXのものではない
このサイトの成績はOANDA証券のMT5口座で取っており、JFXの口座で計算した実績ではありません。この記事はJFXの公開ルールを使った計算例です。ロット数はFXのロット計算でも試せます。
