結論:1Lot=1,000通貨が原則、例外6ペアは10,000通貨。上限はペアごとに違う

JFX(MATRIX TRADER)の取引単位は、公式の取引ルールで次のように定められています。

  • 1Lot=1,000通貨:下記以外のすべての通貨ペア
  • 1Lot=10,000通貨:MXN/JPY、NOK/JPY、SEK/JPY、CNH/JPY、CZK/JPY、THB/JPY

「1Lot」が何通貨かは通貨ペアで変わるため、注文画面のLot数だけを見て通貨量を判断すると、10倍の見間違いが起きます。この記事では、公式の「必要証拠金一覧表(MATRIX TRADER 個人のお客様用)」を通貨ペア別に読み、1Lotの通貨数量、1回の最大注文数量、保有上限数量、必要証拠金の計算式の4点を整理します。

PR(広告)JFX(広告)

この記録はOANDA証券のMT5口座で取っています。よく似た注文条件を持つ国内口座として、MT4対応のFXTFヒロセ通商(LION FX)があります。 どちらも1,000通貨から発注でき、注文時に決済指値を付けられます。FXTFはMT4、ヒロセ通商は独自の取引ツールです。

JFXの公式サイトを見る

一覧表の見方:5つの列

一覧表は通常銘柄46ペアと大口銘柄6ペアで構成され、通貨ペアごとに次の項目が並びます。

意味
1Lotあたりの通貨数量1,000通貨か10,000通貨
1回あたりの最大注文可能数量(新規)最小1Lot〜最大何Lotまで一度に出せるか
1回あたりの最大注文可能数量(決済)決済注文を一度に出せる上限
通貨ペア別の保有上限数量そのペアで持てるLot数の上限
1Lotあたりの必要証拠金①〜④の計算式の区分

さらに表の外に、1口座あたりのポジション上限は通貨ペア・数量にかかわらず1,300ポジションという件数の上限があります。Lot数の上限と件数の上限は別々にかかります。

1回の最大注文数量:4つの段階

新規注文を一度に出せる最大数量は、通貨ペアで4段階に分かれています。

1回の最大新規注文通貨ペア
1,000LotUSD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、EUR/USD、GBP/USDなど34ペア
500LotTRY/JPY、USD/TRY、EUR/TRY、CHF/TRY、USD/MXN、CHF/MXN
100LotMXN/JPY、CNH/JPY、CZK/JPY、ILS/JPY
30LotHUF/JPY
5,000LotZAR/JPY

USD/JPYで見ると、1Lot=1,000通貨、1回の最大新規注文1,000Lot=100万通貨です。決済注文の最大数量も同じ1,000Lotで、それを超える数量は分割して発注します。

公式には「注文可能数量は、相場の状況により変動する場合がありますので、ログイン後の取引条件一覧をご確認ください」とあります。表の数値は上限の目安で、実際の発注時に小さくなることがあります。

保有上限数量:件数の1,300と、Lot数の上限は別

通貨ペア別の保有上限数量は、主要ペアで次のとおりです。

通貨ペア1Lot保有上限通貨量に換算
USD/JPY1,000通貨10,000Lot1,000万通貨
EUR/JPY1,000通貨10,000Lot1,000万通貨
GBP/JPY1,000通貨10,000Lot1,000万通貨
AUD/JPY1,000通貨10,000Lot1,000万通貨
EUR/USD1,000通貨10,000Lot1,000万通貨
CAD/JPY1,000通貨15,000Lot1,500万通貨
ZAR/JPY1,000通貨50,000Lot5,000万通貨
MXN/JPY10,000通貨5,000Lot5,000万通貨
HUF/JPY100,000通貨500Lot5,000万通貨

ここで注意したいのは、HUF/JPYは1Lot=100,000通貨と一覧表に記載されている点です。取引ルールの本文では10,000通貨単位の例外にHUF/JPYは含まれていませんが、一覧表では別の数量になっています。取引前に、必ずログイン後の取引条件一覧で当該ペアの1Lotを確認してください。

保有上限のLot数に達していなくても、建玉の件数が1,300に達すれば新規は持てません。この口座のように小さい数量で本数を積む運用は、Lot数より件数の上限に先に当たります。件数の上限はFXのポジションは何個まで持てるかで3社を比較しています。

必要証拠金の計算式:①〜④の4区分

一覧表の「1Lotあたりの必要証拠金」欄は金額ではなく、計算式の区分①〜④が書かれています。

区分計算式対象
レート×1Lotの通貨数量×4%(100円未満切り上げ)41ペア(USD/JPY、EUR/USDなど)
①の金額か6,000円のいずれか高い方USD/MXN、USD/HUF、HUF/JPY
レート×1Lotの通貨数量×8%(100円未満切り捨て)USD/ZAR
レート×1Lotの通貨数量×4%(10円未満切り上げ)TRY/JPY

公式の計算例(①)では、USD/JPYの前営業日終値を基準に想定元本を118,640円とした場合、118,640円×4%=4,745.6円を100円未満切り上げて、翌営業日の1Lotあたり必要証拠金は4,800円になります。基準レートは前営業日の終値で、毎営業日変わります。

USD/ZARは③で8%です。同じ「1Lot」でも、南アフリカランド絡みは証拠金が2倍の割合になります。

大口銘柄は別の通貨ペアとして扱う

USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、GBP/JPY、GBP/USD、AUD/JPYには「大口」銘柄が別に用意されています。

項目通常USD/JPY大口USD/JPY
1Lot1,000通貨1,000通貨
新規の最小数量1Lot500Lot
新規の最大数量1,000Lot3,000Lot
決済の最大数量1,000Lot9,000Lot
保有上限10,000Lot30,000Lot

公式は「通常銘柄と大口銘柄は、通貨の組み合わせが同じであっても、別の通貨ペアとしての取扱いとなります」と注記しています。大口で建てたポジションを通常銘柄の注文で決済することはできません。

呼び値の最小変動単位と、指値・逆指値を指定できない範囲

一覧表には呼び値の最小変動単位と、現在値からの「指値・逆指値指定不可の範囲」も記載されています。USD/JPYは最小変動単位0.001円、指定不可の範囲0.050円です。現在値から5銭以内に指値・逆指値を置こうとすると弾かれます。この数値も「流動性等により記載されているものより小さくなる場合があります」とされています。

注文前に確認する順番

1. 取引したい通貨ペアの1Lotが1,000通貨か10,000通貨か(HUF/JPYは一覧表で100,000通貨) 2. 1回の最大新規注文数量(1,000/500/100/30/5,000Lot)を超えていないか 3. そのペアの保有上限Lot数と、口座全体の1,300ポジションに余裕があるか 4. 必要証拠金の区分(①〜④)と、前営業日終値ベースで金額がいくらになるか 5. 指値・逆指値を現在値から指定不可の範囲の外に置いているか

このサイトの実績はJFXのものではない

このサイトの成績はOANDA証券のMT5口座で取っており、JFXの取引単位や上限を使った実績ではありません。この記事はJFX公式の取引ルールと必要証拠金一覧表の記載を整理したものです。

まとめ

  • 1Lotは原則1,000通貨、MXN/JPYなど6ペアは10,000通貨。HUF/JPYは一覧表で100,000通貨
  • 1回の最大新規注文は多くのペアで1,000Lot、TRY/JPYなど6ペアは500Lot、MXN/JPYなど4ペアは100Lot、HUF/JPYは30Lot、ZAR/JPYは5,000Lot
  • 保有上限は通貨ペア別のLot数と、口座全体の1,300ポジションの2つ
  • 必要証拠金は4区分で、41ペアは4%、USD/ZARは8%、TRY/JPYは10円単位、USD/MXNなど3ペアは6,000円との高い方
  • 大口銘柄は同じ通貨の組み合わせでも別の通貨ペア
  • 表の数値は相場状況で変わるため、発注前にログイン後の取引条件一覧を見る

この記事は2026年9月16日時点のJFX公式取引ルール必要証拠金一覧表(MATRIX TRADER 個人のお客様用・2026年8月17日現在)を確認して書いています。数値は変更されることがあるため、取引前に最新の公式資料を確認してください。