結論:新規は「オーダーの発注」、決済は「取引」タブの右クリックから
FXTF MT4のPC版は、新規注文と決済注文で入口が違います。新規は「オーダーの発注」ウィンドウ、決済は画面下部のターミナルウィンドウにある「取引」タブから、対象のポジションを右クリックして進めます。
取引説明書は成行を標準コースとストリーミングコースの2行に分けた8行の表で案内しています。この記事では成行を1行にまとめ、決済専用のOCOを含む7項目として整理します。
| 注文の種類 | 手動取引での可否 |
|---|---|
| 成行(標準コース/ストリーミングコース) | 可 |
| 指値 | 可 |
| 逆指値 | 可 |
| OCO | 決済のみ可 |
| IF DONE | 可 |
| IF DONE OCO | 可 |
| トレイリングストップ | 可 |
新規注文のOCO(新規の指値と逆指値を同時に置き、片方が約定したら片方を消す)は、この表では扱えません。新規で置けるのは指値か逆指値のどちらか一方で、そこに決済の指値・逆指値を添えるとIF DONEまたはIF DONE OCOになります。
この記録はOANDA証券のMT5口座で取っています。よく似た注文条件を持つ国内口座として、MT4対応のFXTF
やヒロセ通商(LION FX)
があります。 どちらも1,000通貨から発注でき、注文時に決済指値を付けられます。FXTFはMT4、ヒロセ通商は独自の取引ツールです。
発注ウィンドウの開き方と、共通で決める項目
新規注文は「オーダーの発注」ウィンドウから行います。マニュアルでは、メニューの「新規注文」からこの画面を表示すると案内されています。
共通で決める項目は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通貨ペア | 注文したい通貨ペア |
| 数量 | ロット数。標準コースは1ロット=10万通貨、ストリーミングコースは1ロット=1万通貨 |
| 決済逆指値(S/L) | 損切りの決済レート |
| 決済指値(T/P) | 利食いの決済レート |
| コメント | メモ欄 |
| 注文種別 | 「成行注文(新規または決済取引)」か「指値または逆指値注文(新規注文)」 |
| 気配値 | 現在のAsk(買値)とBid(売値) |
1ロットの通貨量がコースで10倍違う点は、数量を入れる前に必ず確認します。取引説明書では新規口座開設は標準コースのみで、ストリーミングコースは既に選択している利用者向けです。標準コースは0.01ロット単位、ストリーミングコースは1ロット単位なので、最小注文単位も同一ではありません。FXTF MT4の1ロットは何通貨かで換算を確認できます。
成行注文:注文種別を「成行注文」にして、売りか買いのボタンを押す
成行注文は価格を指定せず、通貨ペア・数量・売買の別だけを指定する注文です。発注ウィンドウで注文種別を「成行注文(新規または決済取引)」にし、内容を確認して「成行売り」または「成行買い」をクリックします。
同時に決済の指値・逆指値を置きたい場合は、この画面の「決済逆指値(S/L)」「決済指値(T/P)」に入れます。
取引説明書は、成行注文について次の点を明記しています。
- 当社サーバで受け付けた順に処理される
- 端末とサーバの通信時間、受付後の約定処理時間により、発注時の表示価格と約定価格に差(スリッページ)が出ることがある
- スリッページは有利になる場合も不利になる場合もある
ストリーミングコースでは「提示価格との価格誤差を有効にする」欄で許容する乖離を設定でき、その範囲内なら再提示なしで発注されます。約定方式の違いはFXTF MT4のスリッページは設定できるかで扱っています。
指値・逆指値注文:4つの種別から選び、価格と有効期限を入れる
新規の指値・逆指値は、注文種別を「指値または逆指値注文(新規注文)」に切り替えてから、種別を4つの中から選びます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| Buy Limit | 指値買い(現在より安く買う) |
| Sell Limit | 指値売り(現在より高く売る) |
| Buy Stop | 逆指値買い(現在より高くなったら買う) |
| Sell Stop | 逆指値売り(現在より安くなったら売る) |
価格を入力し、「送信」で発注が完了します。有効期限は設定しない場合、注文が成立するか取り消されるまで無期限に有効(GTC)です。当日限りにしたい場合は自分で期限を入れます。
指値と逆指値で、約定の仕組みが違う
取引説明書は、指値と逆指値を別の約定方式で説明しています。
- 指値:注文価格が配信価格より有利な側(買い指値はAsk以下、売り指値はBid以上)にある場合のみ受け付けられ、配信価格が注文価格に達した時点で注文価格で全数量が約定する。このためスリッページは発生しない
- 逆指値:指定価格以上になれば成行で買い、以下になれば成行で売る。配信価格が注文価格に達した時点でその配信価格で約定する。このため不利な方向にスリッページが発生する場合がある
損切りに使う逆指値は「指定した価格で切れる」注文ではありません。急変時は指定より不利な価格で約定することを前提に、数量と幅を決めます。
ストップレベル圏内の価格は指定できない
マニュアルは、発注ウィンドウに表示されるストップレベル圏内の指値・逆指値は行えないと明記しています。ストップレベルのポイント数は通貨ペアごとに異なり、相場状況に応じて変わります。現在値に近い価格で注文が拒否された場合は、表示されたストップレベルと指定価格を照合します。拒否されたという事実だけで原因を断定せず、エラー表示と注文条件を確認してください。
IF DONE・IF DONE OCO:新規の指値に決済を添えるだけ
IF DONEは、新規の指値(または逆指値)と同時に、決済の指値または逆指値を指定する注文です。新規が約定した時点で決済注文が有効になります。
FXTF MT4のPC版では専用の画面はなく、新規の指値・逆指値注文を出すときに「決済逆指値(S/L)」「決済指値(T/P)」を入力するとIF DONEになります。両方を入力して発注するとIF DONE OCOです。
取引説明書には「決済注文のレートは新規注文の指定レートから一定の範囲のレートを指定することはできません」とあります。新規価格の直近に決済を置こうとして拒否される場合も、この制限に該当しているか確認します。原因を確かめずに注文を繰り返すのではなく、表示された条件と入力値を照合してください。
発注した未約定の注文は、ターミナルウィンドウ「取引」タブで、残高・有効証拠金・必要証拠金・証拠金維持率の行の下に表示されます。
決済注文:成行決済と、指値・逆指値・OCO決済は画面が分かれる
成行で決済する
「取引」タブで決済したいポジションをクリックして選び、右クリックから「決済注文」を開きます。「オーダーの発注」ウィンドウ下部の黄色いバーをクリックすると決済されます。
マニュアルは注意点として、この成行決済の画面では決済逆指値・決済指値は使えないと書いています。決済に指値や逆指値を置きたい場合は、次の手順に進みます。
指値・逆指値・OCOで決済する
ポジションの上で右クリックし「注文変更または取消」を開きます。「建玉のS/LとT/Pの変更」で、決済逆指値と決済指値にレートを直接入れるか、「現在値との差」にポイント数を入れて「下段にコピー」で簡易入力します。「変更」ボタンが青くなったら、内容を確認してクリックします。
- 決済指値と決済逆指値の両方を設定すると決済OCO注文になる
- どちらか一方だけでも発注できる
- ここでもストップレベル圏内は指定できない
決済側のOCOは、取引説明書の表で「決済のみ可」とされているOCOそのものです。
トレイリングストップは「ログイン中」だけ動く
トレイリングストップは、相場の変動に連動して決済逆指値のレートを自動で調整する注文です。取引説明書は次の2点を条件にしています。
- FXTF MT4にログインしている場合のみ機能する
- 設定ポイント分の利益が出ないと機能しない
PCを閉じたりログアウトしたりすると追従が止まります。24時間追従させたい場合は、VPS上でMT4を動かす方法の考え方が必要です。
注文を出せない時間帯がある
取引説明書は、レート配信が毎営業日午前7時(夏時間は午前6時)から始まるものの、取引時間までは成行注文、指値・逆指値の発注、発注済み注文の変更・取消を受け付けないとしています。火曜から金曜の取引開始前後にはシステムメンテナンスもあり、ニュージーランドドル関連7通貨ペアはウェリントン市場クローズ前後にも受付停止の時間帯があります。
「注文ボタンを押しても反応しない」が起きた時は、まず時間帯を疑います。取引時間の一覧はFXTF MT4の取引時間にあります。
反対売買は決済にならない
MT4は同じ通貨ペアの買いと売りを別のポジションとして持つ仕組みです。買いを持った状態で新規の売りを出しても決済にはならず、両建てになります。決済したい場合は上記の「取引」タブからの決済操作を使います。詳しくはFXTF MT4で反対売買すると決済になるかにまとめています。
このサイトの実績はFXTF MT4のものではない
このサイトの成績はOANDA証券のMT5口座で取っており、注文の約定実績や約定速度はFXTF MT4のものではありません。この記事は公式マニュアルと取引説明書の記載を整理したもので、実際の約定は相場状況とお客様の環境で変わります。
発注前チェックリスト
1. 注文種別が「成行」か「指値または逆指値(新規注文)」か 2. 数量のロットがコースに合っているか(標準は1ロット=10万通貨) 3. 指値・逆指値の価格がストップレベル圏外か 4. 有効期限を入れたか(入れなければGTC) 5. 決済のS/L・T/Pを新規と同時に置くか、後から「注文変更または取消」で置くか 6. トレイリングを使うなら、MT4を起動したままにできる環境か 7. 取引時間内か
まとめ
- 新規は「オーダーの発注」、決済は「取引」タブの右クリックから
- 成行を1項目にまとめると、指値・逆指値・OCO・IF DONE・IF DONE OCO・トレイリングと合わせて7項目。OCOは決済のみ
- 指値は注文価格で約定しスリッページなし、逆指値は成行で約定し不利なスリッページが出ることがある
- ストップレベル圏内の価格と、新規から近すぎる決済価格は指定できない
- 有効期限を入れなければ無期限(GTC)
- トレイリングストップはログイン中かつ設定ポイント分の利益が出た後にだけ動く
- 取引開始前とメンテナンス中は発注も変更も取消もできない
この記事は2026年9月14日時点のFXTFPC版MT4マニュアル(3.注文方法 3-2〜3-9)とFXTF MT4取引説明書((1)注文の種類及び内容、取引時間の注記)を確認して書いています。画面の表示や条件は変更されることがあるため、発注前に最新の公式資料を確認してください。
2026年9月15日追補:取引説明書の注文表(印刷15ページ)でOCOを含む行数を再確認し、記事の7行表に対する「6種類」の誤記を訂正しました。印刷13ページの新規口座開設とコース別最小注文単位も追記しました。
同日追補:注文拒否の原因をストップレベルだけに断定していた説明を、エラー表示と指定価格・注文条件を確認する手順へ改めました。
