結論:1枚の設定はテンプレート、画面全体はプロファイル
MT5でチャートの色やインジケーターを毎回設定し直したくない時は、保存したい範囲で機能を使い分けます。
| 保存したいもの | 使う機能 | 主な保存内容 |
|---|---|---|
| 1枚のチャート設定 | 定型チャート(テンプレート) | 色、種類、縮尺、指標、描画オブジェクト、EAと設定 |
| 複数チャートの組み合わせ | プロファイル | 開いているチャート、位置、サイズ、適用したテンプレート |
| 新しく開くチャートの初期形 | `default.tpl` | 新規チャートへ自動適用するテンプレート |
| 別PCへの移行 | データフォルダをコピー | TPLファイル、Profiles、必要なMQL5ファイル |
MetaQuotesの定型チャートとプロファイル公式ヘルプでは、テンプレートをTPLファイルとして `MQL5\Profiles\Templates` に保存し、プロファイルを `MQL5\Profiles\Charts` に保存すると説明しています。
大事なのは、テンプレートを「見た目だけの保存」と決めつけないことです。公式仕様では、チャートに載せたEAとそのパラメータも保存対象です。知らないまま別チャートへ適用すると、意図しないEAが読み込まれる可能性があります。
複数チャートを並べる手順や、時間足・銘柄・描画オブジェクトの連動は保存機能とは別です。MT5で複数チャートを表示・同期する方法で、標準の整列と追加ツールによる同期を分けて確認できます。
この記録はMT5で取っています。MetaTraderは国内では扱う会社が限られ、MT4対応はFXTF
、独自ツールならヒロセ通商(LION FX)
という選び方になります。 サーバー時間や取引時間の区切りは会社ごとに違うので、明細の読み方も変わります。
検索需要は「保存場所」「コピー」「設定保存」に分かれる
2026年8月22日にGoogleの検索候補を確認すると、次の需要がありました。
- MT5 テンプレート 保存場所
- MT5 テンプレート フォルダ
- MT5 テンプレート 保存
- MT5 テンプレート コピー
- MT5 チャート 設定 保存
- MT5 チャート 色 保存
- MT5 チャート レイアウト 保存
- MT5 プロファイル 保存先
- MT5 プロファイル 移行
保存ボタンだけでなく、「どこに入ったか」「別PCへ持っていけるか」「複数チャートをまとめて戻せるか」までが一続きの困りごとです。この記事ではテンプレートとプロファイルを分け、保存、適用、初期設定、移行、復旧の順に整理します。
インジケーター自体の導入はMT5インジケーターの入れ方、EAの導入と許可はMT5へEAを入れる方法で扱っています。
MT5のテンプレートに保存されるもの
MetaQuotes公式が挙げる保存対象は次のとおりです。
- ローソク足、バー、ラインなどのチャート種類
- 背景、陽線、陰線などの配色
- チャートの縮尺
- OHLC表示の有効・無効
- テクニカル指標とカスタム指標、その設定値
- 水平線、トレンドラインなどのグラフィックオブジェクト
- 日の区切り
- 実行中のEAとそのパラメータ
テンプレートを別の通貨ペアや時間足へ適用すると、保存された設定がそのチャートへ反映されます。たとえばUSD/JPYの1時間足で移動平均、RSI、色を保存し、EUR/USDの日足へ適用すれば、同じ見た目と指標構成を再現できます。
一方で、通貨ペアや時間足そのものを複数まとめて保存する機能ではありません。それを行うのがプロファイルです。
テンプレートを保存する手順
1. 元にするチャートを完成させる
チャート種類、配色、時間足、インジケーター、パラメータ、表示する線を確認します。EAが載っている場合は、テンプレートへ含める意図があるかを先に判断します。
2. チャート上で右クリックする
右クリックメニューから「定型チャート」を開き、「定型チャートの保存」を選びます。上部メニューの「チャート」から同じ機能を開くこともできます。OANDAの定型チャート公式解説でも同じ手順が案内されています。
3. 内容が分かる名前を付ける
`usdjp_analysis.tpl`、`grid_monitor.tpl`のように用途が分かる名前にします。更新版を分けたい場合は日付や版を付けます。既存名を選ぶと、そのテンプレートを現在のチャート設定で更新する動作になるため、上書き前に確認します。
4. 別チャートへ適用する
適用先のチャートを右クリックし、「定型チャート」から保存名を選びます。任意のフォルダにあるTPLファイルは「定型チャートの読み込み」から開けます。
5. 適用後の状態を読み戻す
色だけで終わらせず、指標名、設定値、時間足、EA名、自動売買の許可状態を確認します。テンプレート適用前にあった指標やオブジェクトが置き換わる可能性もあるため、必要なチャートは先に別名で保存します。
保存場所はどこか
MT5公式ではテンプレートの保存先を `MQL5\Profiles\Templates` としています。インストール先をFinderやエクスプローラーで推測して探すより、MT5の「ファイル→データフォルダを開く」から現在使っているデータフォルダへ進む方が確実です。
同じPCに複数のMT5があると、それぞれ別のデータフォルダを使う場合があります。「Templatesへコピーしたのに表示されない」時は、別のMT5のフォルダへ入れていないか確認します。
| 種類 | 公式の主な保存先 |
|---|---|
| テンプレート | `MQL5\Profiles\Templates` |
| プロファイル | `MQL5\Profiles\Charts` |
| EA | `MQL5\Experts` |
| カスタム指標 | `MQL5\Indicators` |
テンプレートだけを移しても、そこから参照するカスタム指標やEA本体が移行先に無ければ、元の環境を完全には再現できません。TPL、EX5、必要ならMQ5、設定ファイルを役割別に確認します。
default.tplで新規チャートの初期設定を変える
新しく開くチャートへ毎回同じ設定を適用したい場合は、テンプレート名を `default.tpl` として保存します。MetaQuotes公式はこれを新規チャートへ自動適用する基本テンプレートとしています。OANDAのPC版テンプレート解説でも、`default.tpl`で保存すると新規チャートへ適用されると案内しています。
便利ですが、EAを載せた状態でdefault.tplを作るのは慎重にします。新しく開いたチャートへEAが付く構成になり得るためです。見た目と標準指標だけのdefault.tpl、EAを含む運用用テンプレートを別名に分ける方が確認しやすくなります。
プロファイルを保存する手順
プロファイルは、複数チャートの作業画面をひとまとめにします。
1. 必要な通貨ペアと時間足のチャートを開く 2. 各チャートへ必要なテンプレートを適用する 3. 画面内の位置と大きさを整える 4. 「ファイル→プロファイル→名前を付けて保存」を選ぶ 5. 用途が分かる名前で保存する 6. プロファイルを切り替え、チャート構成が戻るか確認する
MetaQuotes公式では、開いているチャートの変更は現在のプロファイルへ自動保存されます。保存時点だけが固定され、その後は変わらないバックアップではありません。「保存後にチャートを閉じたら、プロファイルへも反映された」という動作を前提にします。固定版を残したい時は、作業前に別名のコピーを作ります。
プロファイルはCtrl+F5で次、Shift+F5で前へ切り替えられます。口座番号と同じ名前のプロファイルを作ると、その口座へ切り替えた際に自動適用できる仕様もあります。
EAを含むテンプレートとプロファイルの注意点
MetaQuotesのプラットフォーム設定公式ヘルプは、プロファイルに接続したEAの情報が含まれ、新しいティックとともに動き始める可能性があるため、「プロファイルが変更されたら自動売買を停止する」防御設定を用意しています。
次の順で安全を確認します。
- プロファイル切替時に自動売買を停止する設定を有効にする
- 切替後にEA名、銘柄、時間足、ロット、マジックナンバーを確認する
- 同じEAをローカルPCとVPSで二重稼働させない
- EA個別の自動売買許可と、MT5全体の許可を分けて確認する
- テンプレート適用直後に注文が出ていないか「取引」「エキスパート」「操作ログ」を読む
VPSへ移す場合はファイルコピーだけでなく、MetaTrader VPSへの環境移行が必要です。MT5のVPS設定方法で、移行後のログ確認と二重稼働防止を整理しています。
別PCへコピーする手順
OANDAのMT4・MT5移行FAQは、移行元と移行先で「データフォルダを開く」を使い、対応するtemplates、profiles、MQL4/MQL5フォルダへコピーし、MT5を再起動する流れを案内しています。
1. 移行元MT5で「ファイル→データフォルダを開く」 2. `MQL5\Profiles\Templates`のTPLをバックアップ 3. 必要なら`MQL5\Profiles\Charts`のプロファイルもバックアップ 4. 使用中のEA・指標・Presetを別に確認 5. 移行先MT5でも「データフォルダを開く」 6. 対応するフォルダへコピー 7. MT5を再起動 8. テンプレートとプロファイルを開き、欠落を確認 9. EAがある場合は自動売買を止めた状態で設定を照合
ファイルをコピーした時点で取引口座へログインできるわけではありません。ログインID、取引パスワード、サーバーは別に設定します。MT5にログインできない原因と混同しないようにします。
テンプレートが表示されない時の確認順
保存したMT5と開いているMT5が同じか
ショートカット名が似ていても、FX会社版やデモ版で別のデータフォルダを使うことがあります。両方で「データフォルダを開く」を実行し、実パスを比較します。
拡張子と保存先が正しいか
TPLが`MQL5\Profiles\Templates`にあるか確認します。ZIPのまま、二重フォルダの中、MT4側のtemplatesへ入っていないかを見ます。
MT5を再起動したか
外部からコピーしたファイルは、再起動後にメニューへ反映されるか確認します。
カスタム指標・EA本体があるか
テンプレートが表示されても、参照するEX5が移行先に無ければ同じ構成になりません。「テンプレートは読めたが指標がない」を保存失敗と混同しません。
default.tplを上書きしていないか
新規チャートだけ見た目が突然変わった場合は、default.tplの内容を確認します。不要なら別名のテンプレートを適用するか、確認後にdefault.tplを作り直します。
実口座データからはテンプレート使用を証明できない
このサイトは2026年8月21日15:32時点で、実口座の147決済、保有9本、未約定19本、確定損益+91,947円を公開しています。しかしMT5の取引レポートは、約定、注文、損益、残高を確認する資料です。
そのレポートだけからは、どのテンプレート名を使ったか、プロファイルを何個保存したか、チャートの色や指標配置が何だったかを証明できません。取引結果と画面設定を混ぜないため、この記事の保存手順はMetaQuotesとOANDAの公式仕様を根拠にし、実口座数字は「テンプレートの効果」や「利益が増えた証拠」には使いません。
テンプレートは作業の再現と確認漏れの削減に役立つ道具です。利益、約定、損失制限を保証する機能ではありません。
保存前後のチェックリスト
- 1枚の設定はテンプレート、複数枚はプロファイルと分けた
- EAをテンプレートへ含める意図を確認した
- 保存名から用途と版が分かる
- TPLの保存先をデータフォルダから確認した
- default.tplへEAを不用意に含めていない
- プロファイルは変更が自動保存されると理解した
- 別PCへTPLだけでなく必要なEA・指標も移した
- 移行後にMT5を再起動した
- プロファイル切替時の自動売買停止を有効にした
- 適用後に銘柄、時間足、指標、EA、ロットを読み戻した
- ローカルPCとVPSの二重稼働を避けた
- 取引履歴とテンプレート設定を別の証拠として扱った
まとめ
- MT5のテンプレートは1枚のチャート設定をTPLへ保存する
- 保存先は`MQL5\Profiles\Templates`
- プロファイルは複数チャートの銘柄、位置、サイズ、テンプレートを保存する
- `default.tpl`は新規チャートへ自動適用される
- テンプレートには指標だけでなくEAと設定も含まれ得る
- プロファイル変更時は自動売買を停止する防御設定を使う
- 別PCへ移す時はTPL、Profiles、必要なEA・指標を分けてコピーする
- テンプレートは画面を再現する機能であり、利益を保証しない
この記事は2026年8月22日時点のMetaQuotesとOANDA証券の公式情報、このサイトの公開データを基にしています。メニュー名、保存先、同期機能、FX会社版MT5の提供範囲は更新されるため、利用中のMT5と公式ヘルプも確認してください。
