結論:予約する順番と出口の数が違う

IFD・OCO・IFOの違いは、新規注文を含むかと、決済の出口を1つ置くか2つ置くかです。

注文新規注文決済注文一言でいうと
IFD1つ1つ新規が約定したら、利益確定か損切りの一方を有効にする
OCOなしでも使える2つ2注文の一方が約定したら、もう一方を取り消す
IFO / IF-OCO1つ2つ新規後に利益確定と損切りを同時に有効にする

OANDA証券のMT5公式解説は、IFOをIFDとOCOの組み合わせと説明しています。新規注文が成立すると利益確定と損切りの2注文が有効になり、どちらか一方が成立すると、もう一方がキャンセルされます。

「買う予約と、売る予約を同時に出したい」だけでは注文名は決まりません。出口が1つならIFD、利益確定と損切りの2つならIFO、既に持っているポジションへ2つの出口を付けるならOCO、と考えると整理できます。

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この記録はOANDA証券のMT5口座で取っています。よく似た注文条件を持つ国内口座として、MT4対応のFXTFヒロセ通商(LION FX)があります。 どちらも1,000通貨から発注でき、注文時に決済指値を付けられます。FXTFはMT4、ヒロセ通商は独自の取引ツールです。

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IFD:新規注文と出口1つをセットにする

IFDは If Done の略です。「もし新規注文が成立したら、次の決済注文を有効にする」という順番のある注文です。

買いの例なら次のようになります。

IF:158.500円まで下がったら買う
DONE:159.000円まで上がったら利益確定で売る

新規の買いが約定する前に、159.000円の決済注文だけが先に動くことはありません。最初の注文が成立した時点で、次の注文が有効になります。

決済側は利益確定の指値だけでなく、損切りの逆指値を1つ置く構成にもできます。ただし出口は一方だけです。利益確定と損切りの両方を同時に予約したい場合はIFOを使います。

OANDA MT5の公式マニュアルは、IFDを新規指値注文と同時に決済注文の指値を設定する方法として案内し、Stop LossかTake Profitの一方を入力する手順を示しています。

OCO:2つの注文から、一方だけを残す

OCOは One Cancels the Other の略です。2つの注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方を自動取消にします。

買いポジションを既に持っている場合の典型例です。

利益確定:160.000円で売る指値
損切り:158.000円で売る逆指値

160円へ上がって利益確定すれば、158円の損切り注文は不要になるため取り消されます。158円へ下がって損切りすれば、160円の利益確定注文が取り消されます。

JFXの公式取引ルールも、OCOを2つの注文を同時に出し、一方が成立したらもう一方を取り消す注文方法と説明しています。

OCOは決済だけでなく、新規注文2つを組み合わせられる取引ツールもあります。選べる組み合わせは会社・ツールごとに確認が必要です。

IFO:新規+利益確定+損切りを一括予約する

IFOはIFDとOCOを組み合わせた注文です。IF-OCO、IFD-OCOと呼ぶ会社もあります。

新規:158.500円で買う
利益確定:159.500円で売る
損切り:158.000円で売る

新規注文が未約定の間は、利益確定と損切りはまだ有効になりません。158.500円で買えた後に2つの決済注文が有効になり、片方が成立するともう片方が取り消されます。

ヒロセ通商の公式解説は、IF-OCOを新規注文と同時に利益確定・損失限定の2決済注文を出せる方法と説明しています。

入口から出口までを予約できるため、画面を見ていない時間のルールを先に固定できます。一方、損切り逆指値は急変時に指定価格と実際の約定価格がずれる可能性があり、損失額が完全に固定されるわけではありません。

実口座の未約定19本は、IFOではなくIFD相当

2026年8月16日11:03時点のMT5レポートには、未約定の買い注文が19本あります。

項目実測
未約定注文19本
Buy Limit18本
Buy Stop1本
Take Profit(T/P)全19本に設定
Stop Loss(S/L)全19本で未設定

新規の買い予約と、その約定後に有効になる利益確定T/Pをセットにしているため、注文構成はIFD相当です。損切りS/Lがないので、利益確定と損切りを両方置くIFOではありません。

ここは重要な区別です。「新規と決済を同時に入力した」だけでIFOとは呼びません。出口がT/PだけならIFD、T/PとS/Lの両方ならIFOです。

この口座がS/Lを設定していないのは運用者の選択であり、推奨ではありません。下落が続けば含み損を抱え続けます。損切りなしの実態は7か月の全記録で公開しています。

MT5ではT/PとS/Lの入力数で構成が変わる

MT5の新規注文画面には、注文価格に加えてStop LossとTake Profitの欄があります。

入力注文構成
新規価格のみ新規注文だけ
新規価格+T/P利益確定付きのIFD相当
新規価格+S/L損切り付きのIFD相当
新規価格+T/P+S/LIFO相当

MT5画面上で「IFD」や「IFO」という大きなボタンを選ばなくても、どの欄へ値を入れたかで同じ注文構成になります。会社独自ツールでは、IF-DONE、IF-OCOなどの注文種類を先に選ぶ場合があります。

実際の発注画面はMT5で新規指値と決済指値を同時に置く方法、指値・逆指値そのものの違いは4種類の注文整理で確認できます。

「指値と逆指値を同時に」の意味を分ける

検索で「指値と逆指値を同時に出したい」と言っても、目的は3通りあります。

1. 新規注文と利益確定を同時に置きたい

IFDを使います。新規の指値または逆指値と、決済の利益確定指値をセットにします。

2. 保有中のポジションへ利益確定と損切りを置きたい

OCOを使います。一方が成立したらもう一方が取り消される形です。

3. 新規から利益確定・損切りまで全部置きたい

IFOを使います。新規が成立した後に、決済OCOが有効になります。

目的を分けずに注文名だけを覚えると、損切りを置いたつもりでT/Pしか入っていない、といった事故につながります。

使う前の確認表

1. 新規注文は指値か逆指値か 2. 決済は利益確定だけか、損切りだけか、両方か 3. T/PとS/Lの価格方向が買い・売りに対して正しいか 4. 一方の決済成立後、もう一方が自動取消になる仕様か 5. 新規が未約定のまま期限切れになった場合、決済予約も消えるか 6. 急変時に逆指値が指定価格からずれる可能性を見込んだか 7. 注文一覧で、数量・価格・期限・T/P・S/Lを確認したか

注文の有効期限は指値注文はいつまで有効?で会社別に整理しています。

取引単位・MT4/MT5対応・注文条件を口座ごとに見る場合は、公式情報で比べる口座ツールへ進めます。

まとめ

  • IFDは新規注文と決済注文1つをセットにする
  • OCOは2注文の一方が成立したら、もう一方を取り消す
  • IFOは新規注文と利益確定・損切りの2決済を一括予約する
  • 実口座の未約定19本は全てT/P付き・S/Lなしで、IFOではなくIFD相当
  • MT5ではT/PとS/Lのどちらを入力したかで注文構成が変わる
  • 指値と逆指値を同時に出す目的を、IFD・OCO・IFOの3つに分けて選ぶ

実口座の数字は2026年8月16日11:03時点のMT5レポートによります。過去の注文状態であり、将来の約定や利益を保証するものではありません。投資助言ではなく、個人の取引記録です。