結論:取引画面ではなく、各社の「報告書」からPDFを保存する
FXの年間損益報告書は、チャートや保有ポジションの画面ではなく、FX会社のマイページや取引ツールにある報告書・帳票のメニューから取得します。
ただし、書類名は会社ごとに同じではありません。
| FX会社 | 公式案内の帳票名 | 取得場所 |
|---|---|---|
| FXTF | 期間損益報告書 | マイページの「報告書」 |
| ヒロセ通商 | 損益計算書 | 「報告書のダウンロード」 |
| JFX | 指定した期間での損益計算書 | MATRIX TRADERの「履歴検索/報告書」 |
| OANDA証券 | 年間損益報告書 | マイページの「各種帳票ダウンロード」 |
「年間損益報告書」という名前だけを探すと、FXTF・ヒロセ・JFXでは見つけにくいことがあります。1月1日から12月31日までの確定損益を出せる帳票を探すのが要点です。
このサイトの実口座では、2026年8月16日時点の途中集計が+89,871円です。年末前なので2026年分の年間損益報告書はまだ完成していません。MT5明細で途中経過を検算し、年が終わったらFX会社発行のPDFを正本として確認します。
年間損益報告書の項目や、未決済スワップが確定する時点は口座ごとに確認が必要です。 この記録はOANDA証券のMT5明細で検算しています。1,000通貨から取引できる国内口座にはFXTF
やヒロセ通商(LION FX)
があり、 申込前に年間帳票の取得方法と取引履歴の出力方法も公式画面で確認できます。
FXTF:マイページから「期間損益報告書」を出す
FXTFの公式FAQは、マイページから年間の損益報告書をPDFで取得できると案内しています。
PC版の手順は次の流れです。
1. マイページ上部の「報告書」を開く 2. 「期間損益報告書」を選ぶ 3. 出力するサービスのアカウント番号を選ぶ 4. 開始日と終了日を指定する 5. ダウンロードを実行し、出力履歴から保存する
スマートフォン版も、三本線メニューから「報告書」→「期間損益報告書」と進みます。
FXTFはサービスとアカウント番号を選択する仕様です。同じ会社で複数サービスを使っている場合、1枚だけ見て全部の損益だと思わず、対象アカウントを確認します。
ヒロセ通商:年間合計は「損益計算書」で確認する
ヒロセ通商の公式FAQは、細かな日時の確認には約定履歴や期間損益集計を使い、確定申告で年間の損益合計を確認するときは「報告書のダウンロード」から「損益計算書」を見ると案内しています。
日々の損益画面と確定申告用の帳票は役割が違います。
- 約定履歴:個別の取引を確認する
- 期間損益集計:指定期間の途中経過を確認する
- 損益計算書:年間合計を保存・確認する
確定申告用に残すなら、画面のスクリーンショットだけでなくPDFを保存します。後で金額を見直すとき、対象期間と書類名を同時に確認できるためです。
JFX:指定期間の「損益計算書」が確定申告用
JFXの報告書ダウンロード操作マニュアルは、MATRIX TRADERの「履歴検索/報告書」からPDFを取得する手順を説明しています。
JFXの帳票は次のように分かれています。
| 帳票 | 確認できるもの |
|---|---|
| 日次の取引残高報告書 | 1日単位の口座情報・取引明細・ポジション・入出金 |
| 月次の取引残高報告書 | 月末の口座状況・月間明細・月末ポジション・入出金 |
| 指定した期間での損益計算書 | 通貨ペア別の売買損益合計と全体合計 |
公式マニュアルは、指定期間の損益計算書を確定申告時に必要な書類と明記しています。1月1日から12月31日までを指定し、「損益計算書を表示」からPDFを保存します。
日次・月次報告書には入出金や未決済ポジションも載りますが、それらをそのまま年間の課税損益にしません。確定した期間損益を分けて出すために損益計算書を使います。
OANDA証券:アカウントと年を選び「年間損益報告書」を出す
OANDA証券の公式手順は、年間損益報告書をアカウントごとに1月1日から12月31日までの取引損益を記載した書類と説明しています。
取得手順は次のとおりです。
1. マイページへ入る 2. 「口座管理」から「各種帳票ダウンロード」を開く 3. ダウンロードするアカウントを選ぶ 4. 「年間損益報告書」にチェックする 5. 対象年を指定し、PDFを保存する
このサイトはOANDA証券のMT5口座を記録しています。MT5の取引履歴レポートは自分で期間を指定して途中集計できますが、確定申告時はOANDA証券が発行する年間損益報告書と突き合わせます。
実口座の途中集計は、4項目を足すと+89,871円になる
2026年8月16日11:03時点のMT5明細から、決済済み145本を分けると次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 決済済みの価格差損益 | +84,901円 |
| 決済済みのスワップ | +4,970円 |
| 手数料 | 0円 |
| 確定損益合計 | +89,871円 |
84,901円 + 4,970円 + 0円 = 89,871円この+89,871円は2026年の途中経過であり、年間の確定額ではありません。8月17日以降に決済すれば年内の確定損益が増減します。年末後に発行される帳票と金額が違う場合は、次を確認します。
- MT5側とFX会社側で対象期間が同じか
- 決済済みスワップを含めているか
- 手数料やキャッシュバックの扱いが違わないか
- 複数アカウントのうち一部だけを選んでいないか
- 年末の取引終了時刻をまたいだ決済がないか
自分で明細を検算する方法はMT5レポートで最初に見る5つの数字にまとめています。
入金・含み損・有効証拠金は、年間損益へそのまま足さない
この実口座は、年始残高372,120円に2026年中の入金600,000円と確定損益89,871円を加え、残高1,061,991円になっています。
372,120円 + 600,000円 + 89,871円 = 1,061,991円しかし、入金600,000円は取引利益ではありません。未決済9本の評価損益−15,793円も、決済前のため確定損益とは別です。
| 数字 | 年間損益との関係 |
|---|---|
| 入金・出金 | 資金移動。取引損益ではない |
| 決済済みの売買損益 | 確定損益に含める |
| 確定したスワップ | 口座の年間帳票で確認する |
| 未決済の含み損益 | 個人口座では通常、決済前の評価損益 |
| 有効証拠金 | 残高と含み損益を合わせた口座の安全性指標 |
含み益・含み損と税金の関係は未決済ポジションは課税対象かで分けています。
複数口座がある場合は、会社・アカウントごとに揃える
FX口座を複数持っている場合、1社の報告書だけで国内FX全体の損益が完成するとは限りません。
1. 利用したFX会社を一覧にする 2. 会社ごとに対象年の損益報告書を保存する 3. 同じ会社に複数アカウントがあれば対象範囲を確認する 4. 各帳票の確定損益を同じ年で揃える 5. 必要経費は取引損益と分けて集計する
複数口座の損益通算や繰越控除は個別条件で変わるため、判断に迷う場合は税務署または税理士へ確認します。口座を複数持てるかという各社ルールはFX口座は複数持てる?で確認できます。
年間損益報告書と、税務署へ出す計算明細書は別
FX会社の年間損益報告書・損益計算書は、申告する金額を確認するための帳票です。
国税庁「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」は、先物取引に係る雑所得等を確定申告する場合、確定申告書に「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」を添付すると案内しています。確定申告書等作成コーナーでは、画面の案内に沿って入力すると必要な明細書も作成されます。
書類名が似ていますが、役割は次のように違います。
- FX会社の損益報告書:申告額の根拠を確認・保存する
- 国税庁の計算明細書:確定申告書と一緒に作成・提出する
FX会社のPDFだけを提出すれば申告が終わる、という意味ではありません。申告要否や必要経費、損失繰越などは個別事情で変わります。
年末から申告までの保存手順
1. 12月31日を含む対象年の取引が終わるまで待つ 2. 各社の報告書メニューから対象年・期間を指定する 3. PDFを会社名・口座・年が分かる名前で保存する 4. 売買損益、スワップ、手数料、合計を確認する 5. 複数口座の帳票を同じ年で揃える 6. MT4・MT5の履歴と大きな差がないか検算する 7. 国税庁の確定申告書等作成コーナーへ入力する 8. PDFと計算に使った資料を申告後も保存する
口座ごとの最小取引単位・MT4/MT5対応を確認する場合は、公式情報で比べる口座ツールへ進めます。
まとめ
- 年間損益は各社のマイページ・取引ツールにある「報告書」からPDFで取得する
- FXTFは期間損益報告書、ヒロセ・JFXは損益計算書、OANDAは年間損益報告書と名称が違う
- 対象期間、サービス、アカウント番号を確認して保存する
- 実口座の途中集計は価格差+84,901円、スワップ+4,970円、手数料0円で合計+89,871円
- 入金600,000円や未決済−15,793円を年間の確定損益へそのまま足さない
- FX会社の報告書と、国税庁へ提出する「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」は別
実口座の数字は2026年8月16日11:03時点の途中集計です。税務上の最終額は対象年終了後にFX会社が発行する帳票を優先し、個別判断は税務署または税理士へ確認してください。
